レパートリーを決める

ある程度自分の使うオープニングが決まってきたら
オープニング レパートリーを決めましょう。オープニング レパートリーは
自分が使う定跡の種類や範囲です。レパートリーを決めることで
自分が遭遇するオープニングの対策を立てることができます。


レパートリーを決める際に考えること

範囲を広げるか、狭めるか
広く浅く にするか、狭く深く にするか、ということです。
選択するオープニングによって、定跡の範囲が広くなったり狭まります。

広く浅く であれば、いろんなオープニングを楽しめますが、その分
各オープニングの知識は浅くなります。

狭く深く であれば、使うオープニングの種類は少なくなりますが
各オープニングの知識は深くなります。使うオープニングを少なくすることは
より少ない時間で学べたり、改善を加えやすい、などの長所もありますが
相手に対策を取られやすくなったり、あらゆる局面から得られる学習効果を
減少させることもあるため、若い人は特に、レパートリーの幅を狭く
し過ぎない方がいいでしょう。


白番と黒番
白番のみ使うオープニング、黒番のみ使うオープニング
白黒両方で使うオープニング、のように、白番、黒番での対策を
それぞれ考える必要があります。


オープニングの選択
PART 1 の項目ですでに述べていますが、ここではオープニングを選択する際に
選択の幅で分けました。

初手の選択(白番で)
広く浅く なら 1.e4 1.d4
狭く深く なら 1.Nf3 1.c4 1.g3 1.f4 1.b3 1.b4 1.g4


黒番の場合、白初手に対する応手を決めておきます。
例 1.e4 に対して

広く浅く 1...c5 1...e5
狭く深く 1...e6 1...c6 1...d6 1...d5 1...g6 1...Nf6 1...Nc6 など

(広い、狭いについては大まかに分けたものです。)


2手目以降も白番、黒番によって選択していきます。どのオープニングが
選択の幅が広いかは、本で知ることもできますし、Opening exploler - lichess
で ゲーム の数が多い手順は、選択の幅が広いと言えるでしょう。


レパートリーを考えるようになったら、洋書ですが
How to Build Your Chess Opening Repertoire - Steve Giddins

の本で役立つ知識を得られます、オススメです。

コメント