オープニングの改善

オープニングを改善させていくためにはどうしたら良いでしょうか。

3つの原則に従う
センターの支配、早期ピース展開、キングを安全にする。


定跡を理解しながら覚える
定跡を覚えることは有効手順を覚えることですが、ただ手順を暗記するだけでは
覚えている定跡をはずれたとき、どう指せばよいかわかりません。

各手順の意味を理解しながら定跡を覚えれば、覚えやすいだけでなく
定跡をはずれた場合でも、その局面においてどう指せば有効か
対処しやすいでしょう。

手順の意味を知るには、自分でわかればベストですが、始めはわからないので
オープニングの選択 で挙げた本などで学ぶと良いでしょう。

右サイドバー下段に10手ぐらいまでのゲーム解説がありますので
そちらもご参考にしてください。


ゲーム後、どの手が悪かったか調べ、有効手順を覚える
序盤に限ったことではありませんが、自分のゲームを見直して、どの手が
悪かったかを知り、同じ失敗を繰り返さないようにすることと、どう指せば
良かったのかわかれば改善につながります。

私はパソコンで Fritz というソフトを使ってゲームの見直しをしています。
序盤に限れば、本で有効手順を知ることもできますし
Opening exploler - lichess でも調べられます。

チェスソフトや本に頼る前に、まずは自分でどの手が悪かったか
どう指せば良かったか、考えることも大事です。

可能ならばゲーム後、対戦相手とゲームを再現して検討したり
指導者や実力が上の人から教えてもらうことも勉強になります。


Tactics を学ぶ
ダブルアタックやピンなど、基本的なタクティクスを見過ごして
不利となることが始めは多いと思いますので、Tactics を学ぶことは
序盤においても攻守両面で役立ちます。


持ち時間の長いゲームを行う
持ち時間が短いゲームはすぐに決着がつき、面白いですが、1手を充分に
考えている時間はないのでミスも多くなります。

持ち時間の長いゲームならば、充分に考えた手を指せる満足感を得られると
ともに、ミスも少なくなり、オープニングの改善に役立つでしょう。

ネットで持ち時間の長いゲームを行うには、chess.com の Online Chess
などがオススメです。持ち時間が日数単位(通信チェスの一種)なので
考える時間が十分にあります。

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